「AIに会社の資料を入れて大丈夫ですか」
この質問を、本当によくもらいます。
結論から言うと、不安はなくさなくていいと思っています。
なくそうとするから、止まるんです。線を1本引くと、動けます。
まず、法律ではこう決まっています
個人情報保護法の定義は、3つです。
- 生存する個人に関する情報であること
- 特定の個人を識別することができるもの
- 他の情報と照合すれば識別できるものも含む
大事なのは3つ目
単体では誰か分からなくても、手元の別の情報と合わせて分かるなら、それも個人情報です。
「これ単体なら平気」は通用しません。組み合わせで決まります。
でも、これだけだと動けません
法律の定義には「該当するか、しないか」の線が1本しかありません。
だから読むと全部ダメに見えて、止まります。
だから、2段階で考えます
1段目
これで個人が特定できるか?
= 法律の定義と同じ
2段目
漏れたとき、その被害を自分が背負いきれるか?
= ここが自分の基準
2段目を足すと、判断が自分の手に戻ります。
| 情報 | 判断 |
| 公開しているペンネーム | 特定できるが、背負える → 入れてよい |
| 実名 + 住所 | 背負えない → 入れない |
| 取引先・お客さんの名前 | 自分の問題ではない → 入れない |
他人の情報だけは例外を作らない
自分の情報なら、背負うかどうかを自分で決められます。
でも他人の情報は、決める権利が自分にありません。だから最初から外します。
あなたの「入れないもの」3つ
覚えることはありません。3つ決めるだけです。
書くとこの端末に保存されるので、次に開いたときも残っています。
3つ決まれば、それ以外は使っていいということになります。
タガルの3つ(見本)
・クライアントに関わる情報
・実名と住所がセットになるもの
・パスワードや鍵のたぐい
今日の内容は、こちらでも書いています
ノウハウ図書館の記事を読む
読み返したいときや、人に渡したいときは、こちらが使いやすいと思います。
迷ったときのQ&A
取引先の資料を入れていいのか分からない
「入れていいか悪いか」ではなく、「入れたことを相手が知ったとき、プラスに思うかマイナスに思うか」で考えます。順番は、①会社にルールがあるなら従う ②相手のAIへの関心度を会話の中で測る ③プラスに受け取る相手なら入れる判断ができる。①が大前提です。
人のブログやXの投稿を、AIに読ませていいのか
要約して自分が理解するだけなら、僕はやります。でもそれをそのまま自分の記事として出すのは別の話です。判断が分かれるのは「入れるかどうか」ではなく、「出すかどうか」のほうです。
会社でAIが使えない
言葉で「AI使わせてください」と頼んでも、まず通りません。自分の業務で1つだけ作って、上司に見せてください。「30分かかっていたのが3分になりました」を目の前で見せる。説得より、実物のほうが早いです。
Gemini Notebookは、この点でどうなのか
入れた資料の中だけで答えるAIなので、入れなければ入りません。最初の操作が「入れる資料を選ぶ」なので、構造として線引きが先に来ます。不安が強い人は、ここから触るのがおすすめです。